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施工事例

南区 外装修繕工事

更新日:2025.07.25

施工前 / 施工後

施工データ

場所 京都市南区
施工内容 外装修繕工事
施工カラー 外壁 SR-427  N-80

屋根 9110 クレタグレー
塗料・材料 外壁 エスケー化研 エスケープレミアム無機
   
屋根 株式会社アステックペイント スーパーシャネツサーモF
工期 約2ヶ月

担当者のコメント

この度、京都市南区でマンションの塗装工事を行いました。
今回塗装したマンションの外壁材は押出成形セメント板といわれるもので一見サイディングやALCに見えるのですが、
非常に取扱いの難しい外壁材です。施工法方を見誤ると早期の塗膜剥離の原因となります。
では押出成形セメント板の場合、何を注意しなければならないのか?
まずは下塗りの種類です。外壁塗装の下塗りには各メーカーから沢山の下塗り材が販売されており、その中から適した下塗り材を選択しなければなりません。
その為には塗装する外壁材の種類を正確に見分ける知識が必要となります。

次に下塗りの回数です。通常の場合は下塗り、中塗り、上塗りと3回塗り重ねていきますが、
押出成形セメント板は乾いた砂のように下塗りを吸い込んでしまいます。
その為、下塗り1回では求められる密着性を確保することができません。
では、下塗りを何回塗らなければならないのか。これも決まりがあるわけではなく、吸い込みが止まるまで。
要は外壁材が濡れ色になるまで塗る必要があります。今
回の場合は下塗りを3回、場所によっては下塗り3回で吸い込みが止まらなかったので下塗りを4回塗っています。
何回塗るのかは経験がものをいいます。

なお、中塗りや上塗りに使用する塗料も注意が必要です。一部メーカーでは押出成形セメント板への塗装を推奨していません。
非推奨メーカーの塗料を塗ってしまうと、当たり前の話ですが塗膜剥離が発生した場合のメーカー保証はありません。

今回は押出成形セメント板という比較的珍しい外壁材でしたが一般的なモルタル外壁やサイディングボードの外壁にも注意が必要なものが数多くあります。
塗装業者を選ぶ際には塗料のカタログ上のスペックや値段だけで判断するのではなく、担当者の知識の有無や施工方法もしっかりと考慮した上で判断してくださいね♪
宮内