この度、長岡京市のM様邸にて、屋根および外壁の塗装工事を行わせていただきました。
今回の工事では、お住まいのデザイン性を大切にしながら、建物全体の耐久性をしっかりと高めることを目的に施工を進めました。
特に外壁デザインや屋根材の特性を考慮した適切な施工方法が求められる現場でしたので、これまで培ってきた知識と経験を最大限に活かした仕上がりとなっております。

まず外壁についてですが、1階部分のサイディングはレンガ調の意匠性が高いデザインでした。
お施主様からは「今の雰囲気を大きく崩さず、しかし新鮮さも感じられる外観にしたい」とのご要望をいただきました。
そこで、単色で塗りつぶすのではなく、目地と表面の色を分ける“色分け塗装”をご提案いたしました。
この方法により、レンガ調の立体感や高級感を損なうことなく、全体をより引き締まった印象に仕上げることができます。

ただし色分け塗装は、ただ塗り分けるだけではなく、塗膜の厚みをメーカー仕様に沿って確保しなければ十分な耐久性を発揮できません。
薄塗りではせっかくの美しい外観も短期間で色あせたり、汚れが付着しやすくなってしまいます。
そのため、下地処理から仕上げに至るまで、膜厚を均一に保ちつつ、長持ちする塗装になるよう丁寧に施工を重ねました。

一方、屋根にはモニエル瓦が使用されていました。
モニエル瓦は特殊な表面仕上げが施されているため、通常の塗装方法では塗膜が密着せず、数年で剥がれてしまうことがあります。
そのため、まず高圧洗浄で徹底的に汚れや劣化した旧塗膜を除去し、モニエル瓦専用の下塗り材を使用しました。
下塗りの選定を誤ると3〜5年で塗装が浮き上がってしまうため、専門知識が不可欠な工程です。
今回も専用下塗り材を適切に施工したことで、しっかりとした耐久性を確保することができました。

工事が完了した後、外壁のレンガ調の立体感がより際立ち、屋根も新築時のような艶を取り戻した姿をご覧いただいたお施主様からは「想像以上の仕上がりでとても嬉しい」とのお言葉を頂戴しました。
お住まいが美しく生まれ変わり、今後も長く快適に暮らしていただけることを、私たちも大変うれしく思っております。

弊社では、豊富な施工実績で培った確かな技術と知識をもとに、お客様一人ひとりのご要望に沿った最適なご提案を行っております。
大切なお住まいを守る塗装工事だからこそ、仕上がりの美しさはもちろん、数年後・数十年後の耐久性を見据えた施工を心がけています。
塗装工事をご検討中の方は、ぜひ一度お気軽に伊藤建装までお問い合わせください。きっとご満足いただける施工をご提供いたします。